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皮膚系施術

ルメッカでシミ取り

当院で光治療(ルメッカ)によるシミ治療を受けられた20代の患者様です。
毎月1回の通院をしていただき、合計3回のお施術を受けていただきました。
 
両頬にあったそばかすとシミが薄くなり、
肌全体の透明感とハリ感が出てきていますね✨
 
これまで色々なIPLの機械を使う機会がありましたが、
・薄いシミにも効果がある  
・少ない回数で効果が感じられる
・1回目から効果がわかる  
というのはルメッカのならではの特徴です。
これがルメッカが「進化版のIPL機」と呼ばれる理由です。
 

なぜルメッカは効果が高いの?

前回、こちらの(https://richesse.clinic/case/36/)症例ブログで
ルメッカの「照射時間が短い」というお話をしました。
「照射時間が短い=ピークのパワーが強く、周囲への熱拡散も少ない」ことから、
 よりしっかりとターゲットに熱を加えることができます。
 
そこで今回は、ルメッカの波長特性についてお話ししたいと思います^ ^
 
ルメッカもその他のIPL治療機も、基本的には同じキセノンランプを光源としています。
キセノンランプ自体は515nm-1200nmの幅広い波長分布を持つ光源です。
(元々IPLは当初軍事用と目的に開発されたイスラエルで開発されたそうです。さすがレーザー大国のイスラエルですね‼️)
 
ただ、それぞれの会社によって、別々のフィルターを使うことで、各社が目的別に色々な波長の光を「取り出し」ています。
 
ここで下の波長分布の図を見てみましょう。
この図を見ていただくとルメッカの波長分布が500-600nmにおいてピークパワーが高いことがわかります。
実はこれがルメッカの”ミソ”になるポイントです‼️
この500-600nmの波長帯というのは、メラニンとヘモグロビンによく吸収される波長帯です。
 
下の図を見ていただくと、800nmを超えたあたりから水による吸収率が上がり、
一方でメラニンにによる吸収率はどんどん下がっていきます。
また酸化ヘモグロビン(赤みの正体)の吸収率も500-600nmの波長帯と比較すると低いです。
 
そのため500-600nmの波長を多く含んでいるルメッカはメラニンとヘモグロビン(赤み)により効果を出してくれます。
 
 
いかがでしたか?
同じキセノンランプを使ったIPL治療機でもフィルターや照射時間の違いによって効果の出方が違います。
 
ルメッカはその分お痛みも強いですが、効果はしっかりと出してくれる機械です✨
興味のある方はぜひ一度一度打ちにいらして下さい♩
 
今回の投稿は以下の論文を参考にしてますので、興味のある方はぜひこちらも読んでみてください♩
 
Journal of Cosmetics, Dermatological Sciences and Applications Vol.11 No.2, June 2021
Retrospective Analysis of Outcomes with a Unique IPL System
Judith Hellman
Mount Sinai Hospital, New York, USA.
 
 
 
銀座リシェスクリニック
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