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院長ブログ

ボトックスはアンチエイジングに必要?💉

皆様こんにちは、院長の平岡です。
今日はボトックス治療とアンチエイジングについてのお話したいと思います。
 
ボトックス治療というと、
「顔が動かなくなってしまいそうで怖い」
「健康に問題はないのか」
といった治療に対して不安なお声をよく聞きます。
 
確かに、
使用量が多すぎたり、打ち方が不適切だと表情が不自然になるケースがあります。
ただ、これはあくまで医師の技量によって防げるもの。
 
またボトックスはボツリヌス菌が産生する毒素ではありますが、人体に対する健康被害はありません。
 
なので私はボトックス注射は反対どころか、大賛成の立場です。
 
ただ実際ボトックスを打つと何がいいの?というご質問もあると思うので、
今日は思わずボトックスを打ちたくなってしまう論文を1つご紹介させていただきます。
もう20年近く前の論文になりますが、2006年に発表された一卵性の双子のボトックス治療についての症例報告の論文です。
 
William J. Binder
Archives of Facial Plastic Surgery 2006 8:6, 426-431
この論文の主旨は、
「双子のうち一人は過去13年間に渡り年に2,3回、おでこと眉間にボトックス注射を打ち続け(目尻には過去2年で2回注射)
もう一人の双子は3年前と7年前の2回だけ、おでこと眉間にボトックス注射を打った」
というものです。
 
この二人の表情の比較をしています。
 
まずは正面像↓
次が横顔↓
この二人の双子は38歳ですが、見た目年齢が全く違いますね。
どちらがボトックスを打っていた方かは一目瞭然。
写真の右側の方ですね。
 
もちろん紫外線に浴びる量や、社会的な因子(ストレスのかかり方)が同じでないことは当然考慮すべきですが、
それにしてもシワのでき方が全く違います。
 
この症例報告を見ると、やはり「顔の皺は少ない方が若く見える」というのは真理です。
定期的にボトックスを打つことで、表情じわ(顔面の表情筋によってできる皺)の予防をすることができるのです。
 
表情じわというのは、出来始めはまだまだ浅いですが、
時間が経てば経つほど、皮膚に深く刻まれます。
そうしているうちに、筋肉を動かしていない時でさえも皮膚に皺が残ってしまうようになるのです。
この状態に一度なると、皮膚に刻まれたシワをとるのは一苦労。
ボトックスだけでは退治できません。
 
だからこそ予防的に、そして、定期的にボトックスを打って、
シワを作らないようにしておくことが大切です。
 
私も自分で自分の顔にボトックスを打ちますが、
いわば「ボトックスは必要経費‼️」と思って打っています。
 
皆さんもボトックスを上手に使って、
ウェルエイジングしてくださいね♩
 
参考までに今回論文で紹介されていたボトックスの使用量についての表を載せておきます。
 
 
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